爬虫類

ムカシトカゲ


ムカシトカゲは、2億年前に現れた、最も原始的な爬虫類です。
それも、その頃からほとんど進化していません。
そのため、「生きた化石」と呼ばれています。



1.ムカシトカゲの種類

近縁の動物は6千5百万年も前に絶滅しています。
しかし、今残っている2種のムカシトカゲは、昔からほとんど進化していません。


ムカシトカゲ ムカシトカゲ科

絵は、ムカシトカゲです。



2.ムカシトカゲの特徴

からだ

・皮膚の色は茶色で、斑点があります。体の大きさは50〜60センチくらいになります。

・頭から尾の先までとげ状のとさかがあります。
 特にオスのとさかは大きく、怒ると、このとさかを立てて威嚇します。
 そして背中から尾にかけては、平らな突起が並んでいます。

・肢は短く、強力な爪がついていて、穴を掘るのに適しています。

・頭のてっぺんに、光と色を識別する第3の目がありますが、
 成長するにつれて皮膚が覆って見えなくなります。

住む環境

ニュージーランドの島々の涼しい岩場にのみ生息しています。
 ニュージーランドは閉鎖的な孤島であり、外敵や競争相手が
 あまり侵入しなかったため、生き残っていると言われています。

・日中は日光浴のとき以外、巣穴の中に入っていて、夜になると活動します。

・岩場の海鳥と巣穴を共有して生活していることがあります。
 ウミツバメやミズナギドリなどの海鳥の糞に、大型の昆虫が大量発生するので、
 昆虫を捕食するムカシトカゲにとっては好都合です。
 ただし、時にはムカシトカゲが海鳥を食べてしまうこともあるそうです。

食べ物

・夜行性で、昆虫、クモ、カタツムリ、ミミズ、小さなトカゲなどを食べています。
 その他に、海鳥やその卵を食べることもあります。
繁殖

・ムカシトカゲの繁殖は、やたらとゆっくりです。
 1年かけて、卵を生産し、一度に10個以上の卵を産みます。
 そしてその後、孵化までにまた15ヶ月かかります。
その他の特徴

・寿命はなんと、100年以上という記録があります。

・多くのトカゲと同じように、防御のために尾の自切をします。

・ムカシトカゲは、他の爬虫類と比べて、代謝が低く、成長が遅いという特徴があります。
 代謝率が低いので、急いで食べ物を探し回る必要がなく、のんびり生活しています。
 成長がゆっくりで、卵が産めるようになるまで、20年間かかると言われています。
 そしてその後60年間は成長し続けます。



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